消臭のしくみ                                          戻る 

消臭に関しては
アンモニアやアミンなどのアルカリ性臭気の消臭と腐敗性臭気の消臭に関し、
中和や腐敗抑制などの機能が推定されています。


汚泥減少のしくみ

活性汚泥処理施設の中に棲む在来の微生物から見ますと、原水中の汚れは餌と考えられます。

1. 原水にえひめAI-1の酵素が働き、油分などの難分解性物質が、食べられやすくなります。
2.えひめAI-1は、在来微生物の餌となり、在来微生物が次のように活性化します。
  各種微生物が増殖するとともに、隠れていた微生物が出現し種の数が増加します。
  それにより、生物間の食物連鎖が促進されます。
3.微生物が増殖し、曝気槽汚泥濃度が上昇します。
4.また、汚泥の疑集性が向上します。


活性汚泥処理における利用

日排水量に対し0.1〜1%程度の環境浄化微生物を、源水槽(調整槽)や曝気槽に入れると、
2〜4週間で悪臭が消え、水質もよくなります。また、数ヶ月で余剰汚泥の削減効果も期待できます。

管理上の注意点
1、MLSS負荷を下げるため、曝気槽汚泥濃度(MLSS)を可能な限り高める。
  (食品工場では12000mg/Lまで高めている例もあります)
2、通性嫌気性菌が働きやすい環境を作るため溶存酵素(DO)を可能な限り低く抑える。
  3mg/L以下にすると環境浄化微生物がよく働きます。
  高いDOが求められる処理方式には不向きです。
3、汚泥の返送率を100%以上にする。

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